どのような赤膚焼の商品がよく購入されていますか?
マグカップなどの日用食器が一番よく購入して頂けます。
日用食器以外の中でも壺などの形が大きく値段が高いものはあまり売れないという陶磁器の現状をお聞きしたんですが、この窯元ではそのような商品の購入はされたりするのでしょうか?
もちろん日用食器ほどは売れませんが、お客さんはよく商品を見てらっしゃるので値段相応かそれ以上のものは売れますね。そういったものは焼き物の値段に関係なく購入して頂けます。
赤膚焼の需要というのは昔と今を比べてどのように変化してきましたか?
赤膚焼に限らず伝統産業は1990年代がピークですね、そこからはずっと下降しています。やはりその頃は人口も多かったし景気も良かったので高いものが良く売れたんです。
ご自身の赤膚焼にはどのような思いをもって作られていますか?
お客さんだけの代でなくその子供の代までずっと使って頂けるような商品、特に長く使っていくにつれて良くなっていく、味が出てくるというものというのを心がげて作っています。
最後にご自身の今後の目標を教えて下さい。
シンプルで長く使い続けられるもの、そして自然由来のものを使って作り続けていくことです。そして数百年前から受け継がれる製法を守ってどんなお客さんでも納得して頂けるような焼き物作りを目指して励み続けたいと思います。
インタビュー内容を一部改変し、簡略化させて頂いています。
正人窯
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