京扇子 大西 将太

海外の方々に対してはどのようにして販売していますか?

輸出は手掛けていなくて、インバウンドでここ来られた海外の方が買っていくというのがほとんどですね。中国が大半であとは欧米や欧州の日本のデザインが好きな方とかに良く買って頂けます。今ではアニメを通して日本を好きになったという方も多くいらしゃって、私がフランスの Japan Expo で出店した際も物凄く反応が良かったですね。

そういった店頭での販売以外のネットショップなどで海外の方から購入されるというケースはありますか?

依頼自体はよく来るんですがうちのネットショップでは海外対応が出来ていないところがあってまだ力を入れれてないですね。

ここまで色々なお話をお聞きしましたが、ここまでの内容も踏まえてこれから京扇子はどのようになっていくと思いますか?

今の分業制っていうのは多様な物に対応出来るというメリットがあったんですが、今後それは出来なくなると思っています。それは職人が減っているっていうのもそうですし、市場規模も縮小しているというのが現状にありますので。そして人気な扇子は今後も生き残ると思いますが特殊なものっていうのがどんどん無くなっていって扇子の専門性っていうのが薄れていくと思います。そうすると京扇子の他の扇子との差別化っていうのがだんだん難しくなっていくんじゃないかなと私は思っていますね。


最後にご自身の今後の目標を教えて下さい。

私はこれから人が戻って欲しいという思いがあるので、次の世代でも扇子が作ることができて需要がある世の中っていうのを目指していけたらなと思っています。


インタビュー内容を一部改変し、簡略化させて頂いています。

大西京扇堂

ohnishi-kyo-sendo

1

2

関連記事一覧

最近の記事

インタビュー

お知らせ

ギャラリー

カレンダー

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PAGE TOP