京袋物 泉 肇

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泉 肇

京袋物

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泉 肇

京袋物

まず初めにこの業種に携わろうと思ったきっかけを教えて下さい。

家業として継ぎました。記憶がある頃にはもう周りが職人さんみたいな環境でどっぷりと過ごしていましたし、家の長男でしたから自ずとなっていました。

伝統産業全体で後継者問題というのがよく取り沙汰されていますが、京袋物の業界でもそういった問題には直面していますか?

もうそれは思いっきり。昔のハンドバック屋さんというのは企業に就いているのが大半だったんですが、今では海外に行ったりで企業に就かなくなったんですね。その息子さんもサラリーマンになったりと後を継がない人がほとんどなので、今後職人がいなくなるのは時間の問題かなと思います。

ご自身の後継ぎは決まっていますか?

手作りのバックとして残したいなとは思いますが、本人がやりたいと思うまでは厳しいですからね、中々難しいです。うちも昔はもっと大きく商売をしていたんですよ、人ももっといたし。ただ時代の流れでほぼ個人事業主ぐらいにまで縮小してしまい全体でもバック職人は減少している現状なのでね。今は作るのが好きで自分のアトリエを持って売っているという方も増えてますし、今後はそうなっていくんじゃないでしょうか。

その会社の規模が昔に比べ縮小したのはどうしてですか?

第一に和装小物という市場自体が小さくなったことです。大量生産の洋物が世に出回っていますから中々単価が高いと厳しいですね。職人さんも海外に行ったり高齢化が進んだりと減少傾向にありますから。

現在にも続くコロナでどれほどの影響や打撃を受けましたか?またロックダウン中に何かされたことはありますか?

ひどいものでしたね。ロックダウン中はその時にしか出来ないことをやろうと思ってお誂えのパンフレットを一年くらいで地道に作り直していました。

現在ではロックダウン中に比べ少しお客さんが戻ってきていますか?

戻ってきて欲しいですけどね。ただ少し戻ってきたと思ったらまん防(蔓延防止等重点措置)とか緊急事態宣言が出たりして、今度こそはと思ったりするんですけど結局ずっと不安定なんですよね。伝統産業全体が相当な影響を受けていると思いますし、今は一応政府からのゼロ金利での貸し出しでなんとかつないでいるところはありますが、このまま売り上げが戻らなかったら結構キツイところも多いんじゃないんでしょうか。

この京袋物は海外に対しても販売されていますか?

うちはしてないですね。ただ海外をターゲットにしている会社はありますよ。特にコロナからなんかは渡航出来ないので観光客も来れなくなって、それを機にECサイトなどで海外の人向けに販売しているところもあります。

泉乃京袋

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