和泉蜻蛉玉 松田 純一

ワークショップはどうしてやられるようになったんですか?

ここ堺っていうのは結構歴史があって物もあって伝統工芸の組合もあるんです。その集まりで サイクリングしながら色んな所で物を作るっていうイベントいいんじゃない? という案がありましてその時にやり始めました。

和泉蜻蛉玉の需要というのは時代の変化に伴いどのように変化していますか?

和泉蜻蛉玉に限らず伝統産業がいまの時代まで生きてきたのはずっと日常生活で使っていたからなんですよね。しかし時代の変化と共に伝統工芸がどんどん日常のものから離れていって需要が落ちてしまうんです。すると職人が減少する。作らないから材料を製造しない。希少になると単価が上がる。そうなると伝統工芸品は「高い」というイメージがついてより一層日常のもじゃなくなっていく、これが繰り返されているので今の伝統産業は本当に難しいですよ。悪い循環ですよね。


最後にご自身の今後の目標を教えて下さい。

残していくということをベースにやっていかないといけないなと思ってはいますが、基礎の部分がまだ不安定で何事にも気を配り続けないといけない状況なんですよね。その基礎をドンとかまえた上で若い人たちに来てもらって安心して修業してもらえる環境を整えること。もう一つは材料、国宝を復元した材料「千の時」これを安定して製造できるようにしたいです。現在も製造していますが「まだまだこれから」という感じですね。それを安定して製造しガラス業界に新しい風をおこしたいです。作れるようにすることですかね。


インタビュー内容を一部改変し、簡略化させて頂いています。

「和泉蜻蛉玉」は、山月工房の登録商標です。

大阪の伝統工芸品「和泉蜻蛉玉Ⓡ」

山月工房

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